2013年 11月20日 水曜日 |
「みんな集まれ!憲法が危ない!!」(19:00〜 関内ホール) 講演:妹尾河童さん 〜「少年H」で伝えたかったこと〜 |
「みんな集まれ!憲法が危ない!!」集会実行委員会主催の集会が開かれ、本会の会員約10名が、当日の運営に協力しました。
神奈川新聞でも報道されました。
神奈川新聞 2013年11月22日
戦争を伝える重要性を強調した妹尾さん=横浜市中区の関内ホール
作家や舞台美術家として活躍する妹尾河童さん(83)の講演会が20日夜、横浜市中区の関内ホールで開かれた。妹尾さんは代表作「少年H」に触れながら、次の世代に戦争とは何かを伝える重要性を強調。「小さな声でもいいから、伝えることを諦めないでほしい」と訴えた。
同作は、太平洋戦争の時代をたくましく生きた少年とその家族の姿を描いた自伝的小説。現代の子どもたちが太平洋戦争のことを知らない実態に「大人たちがちゃんと伝えてこなかったからだ」との危機感を強くしていた妹尾さんは、「大きな声でただ言うより、一つ一つのエピソードがなければ伝わらない」と、子どもたちでも分かりやすい文章で、その時代の姿をありのままに描こうとしたと明かした。
憲法改正草案をまとめるなど、自民党が改憲を目指していることにも言及。「戦争への道を歩み始める最初の分かれ道に来ていないか」と懸念を表明し、「戦争はよく耳を澄まさないと聞こえてこないようなところから始まってくる。自分たちの手で平和を守っていかなければいけない」と呼び掛けた。
講演会は、護憲を訴える有志でつくる実行委員会が主催し、約800人が参加した。